
放射線部のご紹介
当院は、西鉄二日市駅にもJR二日市駅にも近い位置にあり、商店街にも近く、とても便利な場所にあります。近くには二日市済生会病院・福大筑紫病院あり、福岡徳洲会病院とも連携して検査・診療等を行っています。その中にあって病院の1階で一番奥に位置するのが放射線部です。そこには、X線撮影装置(レントゲン)、CT撮影装置、X線-TV装置(胃バリウム検査)の3台の装置があります。またその他にも、当院の特徴としてベッドに寝たままの入院患者様が多くいらっしゃるので、病室でレントゲン撮影をするための、ポータブルX線撮影装置が1台あります。
患者様には安心・安全で、出来るだけ苦痛のない検査を行えるように、日々努めています。
放射線部の検査
当院の放射線科で出来る検査には、次のようなものがあります。
- ・胸や腹のX線撮影(レントゲン)
- ・骨のX線撮影(レントゲン)
- ・脳のCT撮影
- ・胸や腹のCT撮影
- ・手や足のCT撮影(立体画像も作成可能)
- ・脳血管のCT撮影
- ・胃バリウム検査
- ・骨塩定量の測定
- ・健康診断(胸部レントゲン・胃バリウム検査)
- ・生活習慣病予防健診(胸部レントゲン・胃バリウム検査)
また、その他の検査として
「低線量CTによる肺の検診」「CTによる内臓脂肪の測定」
を行っています
一方、残念ながら当院では出来ない放射線関係の検査は、
- ・マンモグラフィ(乳房撮影)※健診では福岡徳洲会病院と連携しています。
- ・MRI
などがあります。
放射線部の職員
2019年4月から二人体制で検査を行っています。
責任者:伊藤 守人(いとう もりひと)
- 経歴
-
- 1961年生まれ。
- 1986年福岡徳洲会病院に就職。
- 2015年二日市徳洲会病院に転勤。
- 保有資格
-
- 診療放射線技師
- 胃がん検診専門技師
- 医療情報技師
- ITPro
- 所属学会
-
- 一般社団法人 日本消化器がん検診学会
- 一般社団法人 日本医療情報学会
- 一般社団法人 医用画像情報専門技師共同認定育成機構
- など
技師:西山 徹(にしやま とおる)
- 経歴
-
- 1988年生まれ。
- 2010年福岡徳洲会病院に就職。
- 2011年徳之島徳洲会病院に転勤。
- 2019年二日市徳洲会病院に転勤。
- 所属学会
放射線の検査で、わかることって何があるの?
- 骨粗しょう症(骨塩定量)
- 骨の強度が低下して、骨折しやすくなる骨の病気です。骨粗しょう症は痛みなどの自覚症状がないことが多く、定期的に骨密度検査を受けるなど、日頃から細やかなチェックが必要です。
- 胃がん
- 胃バリウム検査で、治療すれば治る早い時期の胃がんを見つけることが出来ます。早期胃がんの中には、内視鏡だけで治療できるものもあります。
胃カメラとの違いは?
麻酔をしないので車の運転もできるし、検査後すぐ帰宅できる。
胃カメラによる喉や食道の粘膜を傷つけたり、胃に穴を開けたりする(胃穿孔)危険がない。
しかしその反面、バリウムが美味しくない、ゲップを我慢しないといけない、何回もぐるぐる回らなければならないなどの欠点もあります。
- 肺がん
- ★現代の日本で、死因別がん死亡率の第一位は肺がんです。
通常の胸部レントゲンはもちろんのこと、CTを使用してレントゲン写真で見るよりも、はるかに小さい早期の肺がんを見つけることができます。しかも通常より非常に少ない量のX線で撮影するので、被曝に関する危険がほぼありません。
- 脳卒中
- 脳内出血、脳梗塞※、くも膜下出血がCT検査で発見できます。脳の単純CT検査は、5分程度で終わります。
※急性期は、CTではわからないことが多く、MRI検査が適しています。
- 骨折
- 当院では、画像をデジタル処理することにより、細かな骨折やヒビも発見することが可能です。
- 肥満
-
肥満度を測る目安としてお腹の周りを測ったり(腹囲)、BMI値を計算したりする方法があります。しかし、これだけでは完璧ではありません。
脂肪や筋肉の付き方に寄っては腹囲やBMI値が正常範囲にあっても、内臓脂肪の蓄積が過剰で肥満状態に近い人もいます。いわゆる「かくれ肥満」といわれる方々です。
これを正確に測定する方法として「内臓脂肪測定CT」という検査があります。
☆内臓脂肪測定CT
専用の検査着に着替える必要がなく、おヘソの辺りだけをCT撮影するだけです。
ほんの数分で終わり、検査結果も当日にお渡しできます。
(簡略図)- ◎黄色い部分が内臓脂肪
- ◎肌色の部分が皮下脂肪
上記は、ほんの一部です。何かご質問ご相談がありましたら、ぜひ当院の医師にご相談下さい。