11月16日 福岡県筑紫野市の福岡大学筑紫病院にて「看護を分かち合い、看護の連携を深めよう」というテーマで看護実践発表会が行われた。

この会は、7年前近隣の看護部長さん達が、看護の連携を深め看護の質を高めようとはじめた会で、「学び舎ネットワーク」が主催する「筑紫学び舎ネットワーク 看護実践発表会」である。今年で7回目を向かえる。
当院も3年前から参加しており、今年は認知症患者への取り組みとして「家族とともにユマニュチュード技術を実践して」というテーマで発表した。

近年認知症患者が増える中、当院は今年度の取り組みの一つとしてユマニュチュード看護を目標にしておりその実践をまとめ発表した。一人の人間として、その人の背景を充分に把握し、家族と共にユマニュチュード看護を実践していくことで精神的に落ち着き、夜間の不穏がなくなり表情も穏やかになったケースである。

当院は障がい者病棟であるが、術後のリハビリ目的で入院される高齢で認知症の方も増えつつある。初めてユマニュチュード看護に取り組み課題も残ったが、良い結果を得ることが出来た。現在はパンフレットを作成し、家族に説明・協力し実施している。さらにより良い看護ができるよう今回の事例を活かして今後も継続して行って行きたい。